ふきのとう、昔、中高生の頃によく聴いてました。
沖縄出身ですが、ちょっとしたブームだった覚えがあります。
北国の情景が浮かぶ、情緒的な山木さんの詞と曲。そして透明感のある細坪さんの歌声。山木さんのハモリ。大好きでした。
高校卒業して上京してから、あまり音楽にえんのない生活だったので、その後、どうなったのか知らなかった。
東京には3年半住んでました。その後、北海道へ単身移住して25年になります。
最近、ネットで昔の好きだった音楽を聴くようになって、ふきのとうのその後を知りました。
当時は、リードボーカルを歌ってる人と作った人が同じだと思っていたので、細坪さんの歌がほとんどなんだと、勘違いしてました。
山木さんのリードボーカルの歌は何曲かしか知らなかったけど、「山木さんもステキ!」とは思ってたけど。
最近になって、好きだった曲はほとんど山木さんの作であったことを知りました。細坪さん作の曲もあります。淡雪とか、赤い傘とかは大好きでした。あ、美しく燃えても。
「きっと山木さんは、細坪さんのあの声を最大限に生かす曲作りをしてたんだろうな。」と思ってました。昔のお二人が歌っている映像をYouTubeなんかで見ると、まるで職人みたいな印象です。
そして、細坪さんは山木さんの楽曲を最高の形で歌い上げる、エンターテイナー。そんな気がしました。
曲作りは細坪さんの曲も、山木さんの影響、感じます。お互いにかもしれませんが。
解散したけどそれぞれソロで活躍してるって知ったので、去年の年末にコンサート情報を探していたら、12月23日札幌ってのが、ふたりのスケジュール、別々の会場であって。
どちらも行けなかったんですが。何故に同じ日?って思ってしまいましたよ。どっちも好きな人はどうしたらいいんだ!って。
山木倶楽部のミュージックダイアリーが面白くてちょこちょこ覗くようになったんですが、山木ファンの方たち、本当に山木さんを愛してらっしゃる。
ふきのとうはほとんど細坪さんリードボーカルだから、復活して欲しくないんだろうな~と思います。
先日山木さんのソロcdを買いまして。ふきのとう時代の好きだった曲(リードボーカル細坪さんの曲)がいっぱい、山木さんのボーカルで入ってました。
「山木さん、すごい!」と思っちゃいました。「柿の実色した水曜日」細坪さんの透明な声でないと出せない世界観みたいなのがあって、あれをどう、山木節で歌うのだろう?と思ってたけど、全然違う、大人な「柿の実色した水曜日」になっていました。私は、どちらも甲乙つけがたく好きですが、歳をとったぶん、山木さんのバージョンがしっくり来るようになってきました。
来月、札幌でライブ行ってきます。細坪さん、北海道来ないんだもん。って感じです。
ふたりの仲が悪いとか、性格が悪いとか(どっちの?)色々ウワサはありますが、私が細坪さんだったら、あの山木さんの「柿の実色した水曜日」を聞いたら「山木さん、ずるい!」と思ってしまう。超えられない何かを感じてしまうかなぁ?って気がします。
なので、離れたかったのかな?とか勝手に思ってたけど、山木さんの方が離れたかったのかな?実際の真相は本人たちにしかわからないですよね?
復活してくれたら、二人同時に聴きに行けるので、楽ですけど。そんな安易な気持ちで復活を願ったらダメでしょうかね?
山木ファンの方たちの話を聞いてると、復活は難しいのだろうなと思います。山木さんの声もやっぱりステキですもん。ハモリだけにするにはもったいない!
でもたぶん、沖縄でうけたのは、細坪さんのあの声だったからのような気はします。
ん~。やっぱり私は、どっちも好きだな~。ということで、山木さんソロバージョンとふきのとうとシャッフルして聴いてます。